英国サウスポート出身の新鋭バンド、The BDI’sの2007年発売のメジャーデビューアルバム(※前進バンドとしての活動は90年代からで、98年にPanda Gangというバンド名で『For Rainy Day』をリリース済み)。
ちなみに、バンド名はブレント、ドミニク、イアンのメンバー3人の頭文字を取ったらしく“ビーディーアイズ”という読みでオッケーらしいです(笑)。
なんつってもあのジミー・ミラー御大が大絶賛したお墨付きで(笑)、ソウル+ファンクをベースにした3ピースによるサウンドはツボ押さえまくりですね。
これは人気でるんじゃないかぁと直感で分かります(そうでもないんでしょうか?!。。。笑)。
60~70年代のソウルミュージックやロックが好きな方であれば、「なるほどね」ってな感じでしょうか。
パーカッション含めたリズム全体のグルーヴも心地よく、キーボードやトランペットのアレンジ、そしてさりげないワウを駆使したギターの被せ方、どれもセンスの良さを感じます。
アルバムジャケのイメージでざらついたガレージ寄りのサウンドも連想したのですが、ソウル系フィーリング7割以上、ファンク2~3割、その他ロックサウンドなどモロモロの要素が微少って感じで(笑)、女の子にも人気ありそうな感じがします。
スライっぽいカッコ良さも感じる冒頭の「Lucky Luck That」のタイトなリズムや鍵盤のフレーズ、ワウのギターも良く、ヴォーカル・メロディもトランペットのアレンジも効いている「Crying wolf」あたりのメロディの良さ、「One More Time」のファンキーなギター、「Slow Burning」のボサノヴァっぽさや「Jingle Jangle」なんかのアコースティック感もあなどれない魅力もあります。
ゆったりとした16ビートの心地良さがたまらない感じですが、本場米国のサウンドを自然と普通に学んできた、新世代の英国若手連中の音楽的バックグラウンドの裾野の広がりみたいなもんを改めて感じさせます。
。。。でも、最後にもはやおっさんの年齢である私の要望を聞いてもらえるなら――おい、もうちょいドロッと濃い。。。がっつんがっつんしたもんも書いてくれよ、若人!みたいな(笑)。
まだまだ、私ならオリジナルのソウルやR&B、60年代ロックの方を聴いちゃうぞ、と。。。スミマセン、余計なお世話ですね、、、(しょぼん)。。。